【発注者向け】システムを発注するときに注意する3つのこと

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システムを発注する時に気を付けてることはありますか?

せっかく高いお金を払って作ってもらったのに、

  • 全然業務で使えないなー
  • 結局、作業が増えただけだよー
  • 実際の業務にシステムが追い付かないよー

という経験はありませんか?

私が実際にシステムエンジニアとして働いていた時、上の様な問題で悩んでいる発注者の方を何人も見てきました。

そこで、この記事では、システムエンジニア側から見た、発注者がシステムを発注する時に気を付ける注意点をまとめました!

システムを発注する時の注意点まとめ

①システムを作る目的を明確にする

まず1番大事なことは『システムを作る目的を明確にする』という事です!

そもそもシステムはどうして作るかを考えたことはありますか?

システムに期待することは、

1.業務を効率化する
2.別の事に時間を使えるようにする
3.会社の業績が上がる

つまり主な目的は「業務を効率化して業績を上げる」!
これに尽きると思います!

なので、

社員
社員

作業が増えただけだよー

なんて、絶対にあってはならない事です!

その為に『システムを作る目的』は絶対にブレてはいけません!

発注者の「システムを作る目的」がブレてしまうと、エンジニアは絶対にブレてシステムを作ります。

エンジニアはシステムを作るプロですが、その業務のプロではないのです。

業務の事は発注者にしかわかりません。

作業が増えるかどうかは、エンジニアには判断ができないんです。

そこまでくみ取ってくれるエンジニアはいません。絶対いません。

ただ、逆を言うと、

システムによって、どの業務を効率化したいのか、目的がはっきりしていると、エンジニアは応えてくれます!

システムを発注するには、明確な目的を設定することが大事です。

どうしてシステムを作るのか目的を明確にする

②システムの仕組みを理解する

2つ目に大事なことは『システムの仕組みを理解する』ことです!

発注者
発注者

エンジニアじゃないからわからないー

と思うかもしれませんが、システムを理解すると良いことが2つあります!

・作業量が妥当かどうか判断できる
・エンジニアが細かいことを話してくれる

システムを知らないと、エンジニアが何をしているのかわからないですよね?

例えば、家を建てる場合、
家の外から外観を見るだけでは、
家の中がどうなっているかわかりません。

もし、家の中を確認せず、どんどん作業が進み、トイレが3つも出来てたら困りますよね?

システムでも同じような事が起こってしまうんです!

さらに、エンジニアは、仕組みを理解しない人には深い話をしません。
人というのは、理解してくれない人には深い話をしないものです。

でもシステムを知っている人には、嬉しくて話してしまうものです。
純粋なんですエンジニアは。意外と。

良いシステムを作るには、発注者が少しでもいいのでシステムの仕組みを理解することが重要です。

少しでもいいのでシステムの仕組みを理解する

③費用対効果を考える

3つ目は『費用対効果を考える』です!

システムを発注する時に、あれもこれもと機能を詰め込んでいませんか?

1年に1回しかしない作業。
・システムにしても作業が楽にならない作業。

全てシステムに詰め込んでしまいがちです。

もちろん1年に1回の作業も、複雑な機能も、作ろうと思えば作れます。
ただそれには「時間」、つまり「お金」がかかります。

システムを作る目的をもう1度考えましょう!
システムを作る目的は「業務を効率化して業績を上げる」という事です!

「本当にその機能はお金を払ってでもつけてほしい機能ですか?」
「そのお金分、業務が楽になりますか?」
「お金を払って、業務が多くなっていませんか?」

大事なのは「費用対効果」です!

お金を払った分、業務が楽にならなければ全く意味がありません。

システムに組み込む機能は、
・業務が楽になるのか?
・その分の費用対効果が見込めるのか?

この2点を気を付けましょう。

費用対効果を考える

まとめ

いかがでしたでしょうか?

システムエンジニア側から見た、発注者がシステムを発注する時に気を付ける注意点をまとめました!

システムを発注する時の注意点
  • システムを作る目的を明確にする
  • システムの仕組みを理解する
  • 費用対効果を考える

システムを発注する時には、この3つを気を付けて、発注しましょう!

せっかくシステムを作ったのに、業務が増えてしまうのは、作ったエンジニアも本望ではありません。

Lose-Loseです。

せっかくシステムを作るのなら、
・業務の効率化
・費用対効果

を考え、発注側、エンジニア共に、

Win-Win

になれるように、仕事をしてみてはいかがでしょう?